2023年8月17日日本武道館勝浦研修センターに於いて中興の祖武田惣角先生没後80年祭、重興の祖武田時宗先生没後30年祭が遠見岬神社小林悠紀宮司様のご先導で厳かにそして神々しく執り行われました。18か国80人の門下生全員で深い深い感謝とこれからの繁栄を願い玉串の拝礼をさせて頂きました。以下に当日の式次第を記させていただきます。
なお、武田惣角先生のご令孫・武田時宗先生ご息女である横山信子様とご夫君の横山元一様より霊祭に際して次のメッセージを頂戴いたしました。
「 本日は大東流合気柔術本部主催により、祖父武田惣角の命80年祭、父武田時宗の命30年祭を催していただき、誠に有難うございます。本来私たちも参列して直接皆様にご挨拶すべきところではありますが、北海道からお伺いするには体力的な問題もあり、このメッセージに代えさせていただくことをお許しください。
父時宗が亡くなって30年経つということが信じられません。今でも父が大東館で元気に稽古している姿が昨日のことのように思い出されます。父の生前から亡くなる前後、そして亡くなった後も、今総務長をされている近藤勝之さんには大変お世話になりました。父は本当に真っ直ぐな正義感の人でした。そして、祖父惣角の大東流合気柔術を残し、未来に繋ぐことに心血を注いだ人生でした。
今、近藤勝之さん、昌之さんにより大東流がしっかり引き継がれ、そして日本のみならず全世界に広がった門下生の皆さんの姿を見て、天上の祖父惣角、父時宗もさぞ喜んでいることと思います。これからも皆さんの力て大東流合気柔術が益々発展し未来に繋がっていくことを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
令和五年八月十七日
横山元一 信子 」
流祖新羅三郎義光公より発した大東流は甲斐、会津と武田家の秘伝の武芸として伝承されてきました。明治になり大東流中興の祖武田惣角先生が全国巡業に出られ世に知らしめることになりました。西郷従道・剣豪下江秀太郎・合気道を世に広めた植芝盛平・海軍大将竹下勇はじめ陸海軍将校、警察官、各地武道名士等3万人の門人を育成しました。
先師武田時宗は技法の名称付け整理を行い、わかりやすい指導形態に改変され広く支部を作られました。惣角先生・時宗先生のご功績とご恩は誠に深く広く大きなものがございます。
時宗先生唯一免許皆伝総務長近藤勝之・本部長近藤昌之はじめ門下生一同両先生のご遺徳を新しい時代に更に発展させていく心構えでございます。
大東流合気柔術本部長
近藤昌之