5月の連休を挟み、北イタリアモデナを中心に陸軍士官学校での演武、一般の武道家に対してのセミナー、イタリア支部門下生に対しての稽古会を行って参りました。
その間、門下生のルカの素晴らしい新居を住まいとして提供いただきました。快適な住まいとおいしいイタリア料理に毎日感激一杯の時を過ごさせていただきました。大感謝です。
エミリア・ロマーニアにある陸軍士官学校の学生さん並びに幹部の皆様の前で剣と柔術を始め合気の技法、大東流の代表的な技を演武してまいりました。この士官学校で演武をしたのは大東流が初めてとのことです。今までも色々な武道からのオファーはあったがすべて断ったとのことです。大東流をどうしても見せたかったとの言葉を頂きました。
本部長先生のセミナーは午前3時間、ランチを挟んで午後3時間、モデナの大道場で100人近い参加者を集めて行われました。このようなオープンセミナーは当然初めての方も参加します。他流の武道の先生も参加します。今回もセルビア、イタリア、ドイツから他道場の先生が大東流はどんなものかと、興味津々、半ば挑戦的に参加しきます。この辺のあつかいを失敗するとセミナーは壊れます。大東流への書き込みや風評にも多大な影響を与えます。私自身も一番学ばなければいけない点です。本部長は時に技を効かせ、時に参加させ出来ないことを自覚させたり、笑いの渦に取り込んだりと、絶妙な近藤勝之ワールドを作っていきます。動の合気の出現です。勉強になります。
その後4回にわたって行われた稽古会では初心者組、白帯上級組、初段、2段、3段の5グループに分けて行いました。それぞれの課題をクリアしていきました。いつも思うことは、こういう集中稽古のほうが門下生の進歩が速いことです。4回の練習で見違えるように上達します。これを日本でも取り入れる必要を感じました。
セミナー稽古付の毎日、夜は夜で歓迎のホームパーティー。うれしい限りです。最後にアレックス、ラッファがイタリアアルプスのバヴェーノに連れて行ってくれました。素晴らしいリゾートです。あまりの景観の美しさにこの1週間の疲れが吹き飛ぶプレゼントでした。
今回のセミナー開催にわたり、尽力いただいたリスコ先生、オツオリ先生、イタリア支部の皆様大感謝です。本部長はじめ同門の参加者誠にありがとうございました。勉強させていただきました。