2月5日日本武道館で開催されました。
古武道大会の中では一番大きな大会です。
第2回の大会から出場させていただいています。先師武田時宗先生と演武をさせていただいた興奮は昨日のようによみがえります。今回も本部長先生はじめ本部指導員の皆様と演武をすることができました。何とか長く武道続けられたことを感謝いたします。
いつも懇意にしていただいている 整骨業界の大先輩である井上彰二先生は 起倒流柔術の道統者でもあります。柔道の投げ技の源流である 起倒流を楽しみにしていました。期待にそぐわず真捨身、横捨身技の数々は流れるように華麗で素晴らしいものでした。
是こそが柔道の本来の動きと感激一杯でした。
ところが最後の技をかけられた後、井上先生は立ち上がっこられないのです。
緊急事態だと感じるのに数10秒の時間が必要でした。
別室に運ばれた先生の心肺は停止状態。すぐ救急処方が施され、医科歯科大学に搬送されたのです。心筋梗塞を起こされたのです。
私も本部長と病院に見舞いにまいりましたが、何事もなかったようにお元気になられました。先日もお電話をいただき病院に再度まいりましたが、体が鈍るとトレーニングを開始されておりました。武道家の真髄を見る思いがいたしました。今週は退院され京都にお戻りです。
アクシデントあり、そのおかげで先生の平時だけではない戦時における武道家の対処心構えを感じ取ることができました。いつまでもお元気でいていただきたいと思います。