2017年は1月10日の稽古始めから12月26日の納会まで、無事道場を運営できましたこと大変うれしく思います。大東流合気柔術並びに一刀流の流祖並びに伝承いただきました先師また近藤勝之本部長はじめ諸先生に厚く感謝申し上げます。また門下生の皆様も大きな怪我もなく楽しく稽古できたこと誠にありがとうございました。
1月10日 日本橋道場、両国道場と初稽古を行いました。
21日 古武道振興会の新年会に参加し、多くの他流の先生と交流をさせていただ きました。
2月5日 第40回の日本古武道演武大会が日本武道館で開催され、本部長はじめ本部指導員、旭川支部メンバーと参加させていただきました。旧知の起倒流の井上先生が演武中に倒れられ案じておりましたが無事復帰されております。
4月15日 東京浅草リバーサイドにおいて日本古武道振興会演武大会において演武をさせていただきました。
27日より5月4日 スイス・ヨーロッパセミナーに参加をいたしました。大東流初めての腕試し組を含めて百数十人の人数が集まりました。門下生だけのクローズドセミナーも含めて武道付けのゴールデンウィークです。当道場からは味岡君が参加いたしました。主催したスイス支部のパスカルや全面協力いただいたスイス連邦警察に大感謝です。
6月 日本橋・両国道場昇級審査。たくさんの門下生が昇級いたしました。また最終日曜日に行っていた中央区スポーツセンター稽古は両国に変更しました。
7月1日 両国道場屋上にてバーベキュー大会を開きました。門下生の家族も同伴で普段見ることのできない楽しいパーティーになりました。
8月 7日の夕刻より13日の昼まで恒例の勝浦合宿を開催いたしました。朝6時から8時、午前は10時から12時、午後は14時から17時。その後一刀流の稽古と残り稽古と稽古付の毎日が一週間続きました。当道場からも世界各国の外国の門下生と意義ある稽古を積み重ねました。門下生から味岡君が2段に。保井、前川、横島、札野君が初段に合格しました。また天野君が再度初段にチャレンジし見事に本部長の許可をいただきました。また長谷川先生が7段を小生が8段を頂戴いたしました。
また最終日の第62回の大東流合気柔術本部演武大会では河野君が銀賞に。天野君、滝口君が銅賞に輝きました。
9月 長年の望みであった四国88霊場めぐり(お遍路)結願いたしました。秩父34観音、坂東33観音、西国33観音を合わせて約4000kmを走破しました。がんばりました。
10月7日、8日 日本古武道交流演武大会が鹿島神宮で開催されました。他流の先生と1泊2日の術技交流は大変勉強になります。
11月3日 明治神宮の奉納演武大会に滝口2段と味岡2段が立派に演武をさせていただきました。あがることなく素晴らしい出来でした。凄い。
12月3日 本部餅つき大会。今年で47年目。多くの人が集まりました。道場につきたての御餅をお供えすることが出来ました。
26日 昇級審査。大掃除・納会。
大森曹玄老師、山岡鉄舟居士の墨跡展を兼ねた納会は門下生一同車座で行われます。大いに飲み・食し、そして大いに語る楽しい一晩になりました。
近藤勝之本部長には一年間ご指導誠にありがとうございました。門下一同合気技の修練に励みます。一刀流の師である宮内一・大石浩行両先生には今年も懇切丁寧なご指導をいただきました。
門下生の皆様とは大きなけがなく楽しく武道精進が出来ました。2017年誠にありがとうございました。 1月9日より稽古始めとします。2018年も元気に稽古いたしましょう。
次の日程で昇級審査・忘年会・稽古納・稽古始を行います。
審査希望者は所定用紙に記入の上審査料金を添えて提出のこと。
12月19日(火) 両国道場
12月22日(金) 日本橋道場 稽古納 日本橋道場大掃除
12月24日(日) 両国道場 稽古納
12月26日(火) 18時半から19時半 両国道場大掃除
19時半より 合同忘年会 於両国道場
新年1月9日(火) 稽古始
60歳を過ぎたらやろうと思っていた四国88霊場めぐり(お遍路)結願いたしました。先月台風で行くことのできなかった高野山にも直撃の台風の中行ってまいりました。壇上伽藍・金剛峰寺・奥の院のお礼参りも終了して一区切り付きました。お遍路だけで1400km、秩父34観音、坂東33観音、西国33観音の100観音が2500km。高野山や善光寺への距離を入れますと全部で約4000km。北海道宗谷岬から鹿児島の佐多岬を直線で往復した距離を超えます。
車巡礼とはいえ多くの距離と時間を走り、そして歩きました。
弘法大師を表す「南無大師遍照金剛」と背中に書かれた白衣と輪袈裟をまとい、金剛杖を突き菅笠をかぶります。まず山門で一礼し手水でお清めをしたのち、鐘を一回突きます。次に本堂で燈明・線香・賽銭奉納をした後、納札(おさめふだ)を納めます。般若心経・本尊真言などの読経を行い祈願します。次に大師堂に向い同じように燈明・線香・賽銭を入れ、納札を納めます。同じように般若心経・大師宝号などの読経を行い、祈願します。納経所(のうきょうじょ)にて、持参した納経帳(のうきょうちょう)にご朱印と本尊の名前を墨書していただき、各寺の本尊が描かれた御影(おみえ)を頂き、300円の納経料を支払います。
これをお寺の数だけ繰り返していくのです。ただ繰り返す、ただ歩く。次の寺でも次の寺でも。ひたすらに繰り返していく。このひたすらに繰り返し行うことに霊場巡りの意味はあるような気がいたします。
感じる事・思うことは、人それぞれでしょう。
お遍路が何かの役に立つのか?
と聞かれれば、意味があるような、無いような。
しかしながら日本の秩父・坂東・西国・四国のそれぞれの自然の素晴らしい風景と、季節の移ろいを体感できたことこそが、今の私の心の財産になっています。
10月7,8日と恒例の鹿島神宮奉納・日本古武道交流演武大会に出場させていただきました。
鹿島の大会は武徳殿で行われる武道関係者だけの術技交流研修会、他流の先生と交流できる交流親睦会、そして一般公開され多くの観客の前で行われる鹿島の大神さまへの奉納演武大会の3部構成になっています。この3部構成が他流をじっくり見ることが出来るし、その内容に対して尋ねるチャンスもある素晴らしい大会です。
それもこれも鹿島の大神さまのお蔭かもしれません。
鹿島神宮は、日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」(たけみかづちのおおかみ)を御祭神としています。
神代の昔、天照大御神の命を受けて香取神宮の御祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と共に出雲の国に天降り、大国主命と話し合って国譲りの交渉を成就し、日本の建国に挺身されました。また日本建国の神武天皇はその東征の半ばにおいて思わぬ窮地に陥られましたが、武甕槌大神の「韴霊剣」(ふつのみたまのつるぎ)の神威により救われたと言われています。圧倒的な強さで荒ぶる神々を平定された武神です。日本神話では、何度も国難を救う武神として登場します。
鹿島神宮は東京ドーム15個分の広さに加え、透き通る湧水で禊も行われる御手洗池や鹿園など多くのみどころがあります。国宝の直刀や地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。境内に入った瞬間に森閑とした空気が流れます。現代のパワースポットです。「鹿島立ち」に象徴される「すべての始まりの地」。人生を転換するターニングポイントの作用を持っていると言われています。
この地での演武を重ねるにつけ、日本武道の発展と興隆を願います。大東流・一刀流が正しく伝わり発展することを祈り、少しでも心技の向上を祈りつつ奉納させていただきました。
8月7日から13日にかけて恒例の勝浦合宿と第62回演武大会が開催せれました。
イタリア、マルタ、ロシア、オーストリア、ドイツ、スイス、オランダ、イギリス、オーストラリア、アメリカ、UAE、スロバキア、そして日本と多国籍の合宿です。
朝6時から8時、午前は10時から12時、午後は14時から17時。その後一刀流の稽古と残り稽古と稽古付の毎日が一週間続きました。
身体はガタガタになりますが、技量は明らかに向上します。通い稽古との大きな違いがそこにあります。稽古漬けの良さがそこにあります。わが道場からも味岡君が2段に。保井、前川、横島、札野君が初段に合格しました。また天野君が再度初段にチャレンジし見事に本部長の許可をいただきました。
大きなけが人も体調不良者も出ず無事終了いたしました。
毎度のことながら本部長の合宿の運営や進行には舌を巻く思いです。
演武大会においては河野君が銀賞に。天野君、滝口君が銅賞に輝きました。
うれしい限りです。次回は本部長賞をいただけるように精進指導いたします。