2019恒例の本部長ヨーロッパセミナーに随行させていただきました。
今年はスイスのローザンヌにおいて開催されました。
今回はスイスのパスカルが中心となりスイス警察の大協力により運営されました。
4月29日にはオープンセミナーとして大東流初めての腕試し組を含めて百数十人の人数が集まりました。このオープンセミナーの最大の意義は大東流合気柔術は効くということです。合気柔術の本筋の力ではなく合気による技の施行です。これを午前午後の2コマのセミナーを行いました。本部長先生の指導のイロハを習得させていただくところです。
30日、翌1日は門下生の技量研修会です。これも午前午後と4コマ施行いたしました。
初学者は基本技術の習得、初段受講者は1か条の習得、初段は2か条の習得、2段は3か条の習得、3段は4,5か条の習得とテーマを決めて行いました。どのか条の技もキーは合気です。
3日間6回のセミナーの収穫は私個人には指導者として多くのものを学ばせていただきました。また受講者のみなさんにもけが人や体調不良者が出ることなく充実したセミナーではなかったかと思っています。
ご指導いただいた近藤勝之本部長はじめ師範指導員の皆様、並びにパスカルはじめスイスの道場の皆様、スイス警察に厚い謝意を述べたい。
日本古武道振興会主催の恒例の浅草大会が4月15日に開催されました。
今回は42流派が北海道から沖縄まで250人を超える皆様が参集されました。
今回は最終演武を本部長の代理として本部指導員の皆様と演武させていただきました。
この大会の特徴は各流派の演武を近くで見れることです。いろいろな疑問もすぐぶつけることがことができる素晴らしい特性が浅草大会にはあります。
今回は小野派一刀流の師でもある宮内一先生の演武を近くで見ることができました。
普段稽古をつけていただくのとは違って、演武を俯瞰することができます。
今回は大太刀 一っ勝から乗身の一っ勝。 高上極意五点。
刃筋の正確さ、体軸の安定度、終始切太刀であること。学ぶこと長大なことは言うまでもありません。
先師笹森順造先生の免許皆伝者として、初めて稽古をつけていただいたのは私が18歳の時です。足かけ50年近くの歳月を経ております。最近も時間を頂戴してはご指導いただいることを考えますと、武道を通じての深い師恩に感謝感謝の言葉しかありません。
今後とも大東流合気柔術・一刀流剣術の研鑽に励もうと誓いを新たにした大会になりました。
スイスヨーロッパ指導につき
4月28日(金)~5月5日(金)の稽古を中止します。
5月28日(日)の中央区スポーツセンターでの稽古は両国道場へ変更です。
古武道振興会が主催する浅草大会が4月15日土曜日に開催されます。
他流の演武を含めてまじかで勉強することができます。
是非、見に来てください。
4月15日(土)10:30~14:30
台東リバーサイドスポーツセンター
〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目1−10
http://www.taitocity.net/zaidan/riverside/riyou/access/
2月5日日本武道館で開催されました。
古武道大会の中では一番大きな大会です。
第2回の大会から出場させていただいています。先師武田時宗先生と演武をさせていただいた興奮は昨日のようによみがえります。今回も本部長先生はじめ本部指導員の皆様と演武をすることができました。何とか長く武道続けられたことを感謝いたします。
いつも懇意にしていただいている 整骨業界の大先輩である井上彰二先生は 起倒流柔術の道統者でもあります。柔道の投げ技の源流である 起倒流を楽しみにしていました。期待にそぐわず真捨身、横捨身技の数々は流れるように華麗で素晴らしいものでした。
是こそが柔道の本来の動きと感激一杯でした。
ところが最後の技をかけられた後、井上先生は立ち上がっこられないのです。
緊急事態だと感じるのに数10秒の時間が必要でした。
別室に運ばれた先生の心肺は停止状態。すぐ救急処方が施され、医科歯科大学に搬送されたのです。心筋梗塞を起こされたのです。
私も本部長と病院に見舞いにまいりましたが、何事もなかったようにお元気になられました。先日もお電話をいただき病院に再度まいりましたが、体が鈍るとトレーニングを開始されておりました。武道家の真髄を見る思いがいたしました。今週は退院され京都にお戻りです。
アクシデントあり、そのおかげで先生の平時だけではない戦時における武道家の対処心構えを感じ取ることができました。いつまでもお元気でいていただきたいと思います。