7月19日(日)10時半より中野サンプラザホールにおいて記念演武会があります。
古武道69流派が揃う演武会が開催されます。大東流は12時頃の演武になる予定です。
是非、ご覧ください。
恒例の勝浦合宿を行います。
日時:8月2日(日)午後6時~8日(土)昼食後まで
昇段審査は7日(金)に行う予定。
場所:日本武道館勝浦研修センター
一年に一度世界数十各国から多くの外国の門下生も参加します。本部長も私もできる限りの指導をいたします。数日でも許可しますので、できるだけ多くの参加を期待します。
それに伴い、この期間中の日本橋・両国・船橋の稽古はお休みします。
詳細は http://www.daito-ryu.org/jp/tokubetsu-keiko.html
武道で必要な要素を一眼二足三胆四力などといいます。
私たちが得る五感情報の内、7割は視力から得られるものと言われています。
この目の使い方、目付は非常に大切な項目です。
視覚とは中心視と周辺視があります。中心視は視野の中心部一番フォーカスの合うところです。すなわち攻撃の核になる部分です。切っ先や刃筋の部分です。
第1ステップ 中心視を鍛える
部分を瞬間でとらえるトレーニングを積むことです。短い時間で攻撃の軌跡を読む動作です。軌跡の一点を捉える練習をします。この点でとらえることが一刀流の切り落の基本になります。
第2ステップ 周辺視を鍛える
全体を見る力です。視野を広く見る力です。柳生流では「偸眼」(うがん)と呼んでいるようです。焦点を合わさず見るようにトレーニングします。切っ先の先端に焦点を合わせ全体を俯瞰するトレニーングです。
第3ステップ 2つの目付
中心視と周辺視を同時に行うことです。2つの目付を行います。一点を見ながら全体を俯瞰します。武蔵の言う「顔はうつむかず、仰向かず、ゆがめず、目を動かさず、額にしわを寄せず、眉の間にしわを寄せて目の玉を動かさないようにして目を細めにする」これは全くその通りです。遠山の目付です。
第4ステップ 境に従う
見るでもなく見ないでもなく。その時の状態に応じながらそれにとらわれないという世界が考えられます。「観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること」これさえもとらわれず境に応じて。
目付は非常に大事な武道要素です。一朝一夕ではできません。日頃から意識して修練してまいりましょう。
5月17日(日)に両国道場開きを行いました。
国技館の隣にある安田庭園に接するところにあります。東京江戸博物館も近く、スカイツリーもまじかに見ることができます。生涯の場所としてこの地を選びました。
まず最初に、氏神様である牛島神社のご神職による神事が執り行われました。
道場の安全祈願・武道上達・流派の興隆・また地域の地鎮繁栄と願いは尽きません。
奉納演武として 浄の太刀 を奉納いたしました。
7日間に渡り、大小の真剣の切っ先を北東の方角に安置します。鬼門封じです。
今回はこの日のために打った大太刀 梵天。
小太刀は大東流の宝刀西郷頼母が愛刀 蟠龍 を使わせていただきました。
三十数年前本部道場真武館の道場開きに、師大森曹玄老大師が浄めの居合を演武されたのを懐かしく思い起こします。
続いて 表剣三重 を演武奉納いたしました。
祭事の初めに行われる儀式太刀ですが、戦国刀法の色合いを多く残した貴重なものです。
露の位、盤鐘の位、石火の位を表します。
大東流合気柔術としては本部門下生の皆様に日頃の技の成果をご披露いただきました。大東流の技法の術理をご理解いただけるよう 剣と柔術 で剣技と合気柔術の理合を表現いたしました。
大東流の特徴的技法 合気 の基本形を演武させていただきました。
最後に多人数捕りの中から 二人捕・四人捕 を奉納させていただきました。
近藤勝之大東流本部長、安屋谷道場館長田中威勢夫先生はじめ多くの道場関係者に列席をいただきました。感謝に堪えません。ありがとうございます。
大東流合気柔術の師である武田時宗先生、小野派一刀流の宗家である笹森順造先生、禅の師である大森曹玄老大師の霊位に対して、お育ていただいた感謝を申し上げると共に、報恩を奏じて当流の発展興隆を誓います。